第3章:FX両建てのデメリットとは (その2 ロスカット編)
FXの口座を開設する前に絶対にこの記事を読んでください。
第3章:FX両建てのデメリットとは (その2 ロスカット編)
FXにはロスカットという制度があります。
そのロスカットには各社独自の基準があります。
ロスカットは顧客に大きな損失を与えないためといわれています。
ロスカットについて説明させていただきますと、
たとえば
今10万円の保証金を入れて、
1ドル100円の時に米ドルを1万通貨買うことにしましょう。
1万通貨買うには、本当のお金ならば100万円差し出す必要がありますが、
FXは保証金としてその25分の1。たったの4万円を差し出すだけで、
100万円相当の米ドル、すなわち1万ドルを買ったことにしてくれるのです。
もちろん1ドル100円で買った米ドルが1ドル110円になれば、
さきほど買った1万米ドルは110万円相当の価値があるということになります。(10万円の利益です。やったー!)
ところが、もしも1ドルが90円になってしまったらどうでしょうか?
1万ドルを持っていてもたったの90万円の価値にしかなっていません。(10万円の損失です。やられた!!)
もしも1ドルが、2012年の頃のように80円になったらどうでしょうか?
1万ドルは80万円の価値しかないです。(20万円の損失状態です。どうなるの??)
いつかは100円に戻るから大丈夫??
いえいえ。70円になったらどうするの??30万円の損失ですよ。
ここで証券会社の立場になって見ましょう。
「たったの4万円の保証金を差し出してもらって、100万円分の取引をさせてあげたんだけれど、
この人10万円しか資金を口座に入れてくれて無いよなぁ。
すでに20万円損をしているから、10万円の資金じゃたりないから、
あと10万円を口座に入れるようにお願いしよう!!」
となりませんか?
損が大きくなって、頼んだときにお客さんから
「ごめん。損失が大きくなったけど、新たに口座に入れるお金なんてないよ!!
だから口座にお金は入れない。さようなら。」
なんていわれたらどうでしょう?
誰がこの損を背負うのでしょうか?
どこまでも払うように説得する?手間がかかります。
破産手続きされたら、もう取り返せない?
そうならないように各社は
建前は
お客さんの損失を拡大させず一定範囲にとどめて限定させるため。
(証券会社の本音は、損が大きくなってお金を払ってもらえないと困るから。)
ある程度損が大きくなったらロスカットという強制終了のルールがあります。
安心・厳格のロスカット <<DMMFXのロスカットルールの説明ページです。
↑に書いてある証拠金維持率が50%を下回るとDMMFXではロスカットになります。
証拠金維持率というのはポジション必要証拠金に対する純資産の割合ということです。
つまりポジション必要証拠金に対して純資産が50%を割るとロスカットということになります。
具体的にロスカットになる一例を私も説明させていただきますね。
1、口座に10万円入金したとします。
2、1ドル100円だったので、今後101円とか102円になると予想して、
1万ドル分の米ドルを買いました。日本円を売って米ドルを買いました。
100万円を出す必要があるのですが、保証金は25分の一の4万円を差し出すだけでOKです。
証拠金維持率=純資産/ポジション必要証拠金 ですから、
証拠金維持率=10万円/4万円 =250%ということになります。
これが50%を割るとロスカットになります。
もしも予想に反して
1ドル99円になってしまったとしましょう。
100万円相当で買った1万米ドルですが、
1万米ドルは99万円相当になってしまいました。
つまり1万円損をしています。
このとき証拠金維持率は
証拠金維持率=純資産/ポジション必要証拠金 ですから、
証拠金維持率=9万円/4万円 =225%ということになります。
まだまだ大丈夫ですね。
ポジション必要証拠金の半分(2万円)を持っていればいいので、
8万円損をしても大丈夫です。
8万円損をした状態というのは、
100円で買った米ドルが92円に落ちたときですね。
この場合は
証拠金維持率=純資産/ポジション必要証拠金 ですから、
証拠金維持率=2万円/4万円 =50%ということになります。
ですから、口座に10万円入れて、ポジション必要証拠金が4万円ならば、
8円くらいの変動はロスカットにならないということで、
逆に8円以上動くとロスカットになるということです。
続いて、
ライブスター証券のロスカットルールについて調べてみましょう。
http://www.live-sec.co.jp/fx/outline/stop-loss.htm
↑に乗っていますね。
http://www.live-sec.co.jp/comFaqDetail.htm?tid=406
↑ライブスターの場合は、口座開設の時に
レバレッジ25を選ぶべきですね。
レバレッジ25Hを選ぶとロスカットが早くなってしまいます。
↑のように書いてあります。
[例3]レバレッジ25の場合(ロスカット値25%)
有効証拠金¥40,000でUSD/JPY(取引証拠金¥40,000のとき)を1枚買付けた場合
3円00銭を超えて下落するとロスカットとなります。
※他にポジションがなく、またスワップポイントを考慮しない場合
↑引用させていただきました。
取引証拠金は買う通貨の金額によって変わります。
たとえば取引証拠金が4万円ということは
その25倍の100万円分の通貨を買うということですね。
つまり1ドル100円の時に1万通貨かうとしたら、
普通は100万円を差し出すのですが、
レバレッジにより25分の1の4万円で済む。という話です。
で。10万円を口座に入れて、取引保証金4万円で取引した場合は、
取引保証金の25%つまり残高が1万円になるまでは
ロスカットされません。
DMMは50%(2万円)でロスカットされましたが、
ライブスターは9円下がっても大丈夫です。
ライブスターの方が大きく損をしても大丈夫です。
って普通は大きく損をしたくないのですけどね、
両建てではかまいません。
じゃぁロスカットになったら何が困るか?
次の記事で説明させていただきます。
つづき
↓
第3章:FX両建てのデメリットとは (その3 ロスカットってなぜ困るの?編)
↓あわせてお読みください。
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